~「24時間対応」の意味と、初診時の対応について~

 いつも当院の運営にご理解をいただき、ありがとうございます。

 近年、初診の患者様より「今すぐ往診に来てほしい」というご依頼をいただくことが増えております。その際、すぐに対応できない旨をお伝えすると、「口コミに悪く書く」といった言葉で対応を強く求められる事例が発生しており、スタッフ一同心を痛めております。

 こうしたトラブルの背景には、当院ホームページ等の「24時間365日対応」という記載により、当院の役割について大きな誤解が生じていることが分かりました。

 皆様に安心してご利用いただくため、改めて当院の医療体制についてご説明させてください。

1. 「在宅支援診療所」と「救急病院」の違いについて

 当院は**「機能強化型在宅支援診療所」の届出を行っております。

 これは、「あらかじめ契約した患者様(かかりつけの患者様)」**が、ご自宅で安心して療養できるよう、24時間365日体制で見守ることを意味しています。

 一方で、誰でもいつでも受け入れる**「救急指定病院(救急外来)」とは役割が異なります。**

 

 救急病院」と「当院」では、以下のように役割が明確に異なります。

■当院(在宅支援診療所)

  • 【対 象】 ご契約済みの患者様(かかりつけの方)

  • 【役 割】 自宅療養の継続的な管理・お看取りの支援

  • 【初 診】 原則として事前の面談・契約後に開始します

 

■救急病院・救急外来

  • 【対 象】 どなたでも(急患の方)

  • 【役 割】 緊急時の検査・処置・手術など

  • 【初 診】 その場ですぐに対応可能です

 

 当院の「365日対応」は、**「いつ容体が変化するか分からない契約患者様のために、常に待機している」**という意味であり、「初めての方の急変にいつでも駆けつける」という意味ではございません。この点が分かりにくく、ご期待に沿えない結果となり申し訳ございません。

2. 初診の方への対応について

 上記の理由から、初診の方の「今すぐ来てほしい」という緊急往診には対応することができません。

 初めての方への在宅医療は、事前の外来受診や紹介状を通じて、病状や生活環境をしっかりと把握し、「契約」を結んだ上で開始させていただいております。これは、患者様の安全を守るために不可欠な手順です。

3. 今まさに体調がお悪い方へ

 初診で緊急の往診をご希望されるような切迫した状況においては、当院の往診契約を待っていては手遅れになる可能性がございます。

 本当に治療が必要な状態であれば、医師が来るのを待つのではなく、**設備が整った病院を受診(来院)されるか、動けない場合は迷わず救急車(119番)**を呼んでください。それが、患者様ご自身の命を守るための最善の選択です。

林クリニック