保険診療では、主にエナルモンデポー筋注による男性ホルモン補充療法を行います。漢方薬を用いる場合もあります。
保険診療で治療を行うためには、男性更年期障害に関連する症状があり、採血検査で男性ホルモン値を確認したうえで、男子性腺機能低下症として治療が必要と判断されることが前提となります。
具体的には、血清総テストステロン値が250 ng/dL未満、または遊離テストステロン値の低下を認める場合などに、症状、下垂体ホルモンを含む内分泌学的評価、全身状態を総合的に確認して判断します。
ただし、保険診療で使用するエナルモンデポー筋注は、入荷が不安定な場合があります。治療適応がある場合でも、在庫が確保できない場合には、保険診療での注射治療を開始できないことがあります。